核爆弾で島を沈める

そういう小説あったなあ。

確か中○かどっかが沖ノ鳥島核兵器で吹き飛ばして「あー、もう島がないからそこら辺の領海も経済的排他水域もナシね」とか難癖つけて日本の領土を削ろうとするんだよね。まあ、実際の所それで何がどうなるわけでもないんだけど。

それにしてもテレビをつければミサイルを迎撃できるかとかやっているけど、出来っこないでしょう。マッハ10とかで落ちてくる弾頭だよ? 多分軌道計算が終わる前に着弾しているはずだ。

そもそも北が日本に「ICBM」で「核弾頭」を打ち込む理由が見当たらない。そんなことしたってアメリカは痛くも痒くもないし、報復攻撃の理由ができて喜ぶくらいが関の山だ。北にまったくメリットがないんだよ。

それに一発じゃ日本は沈まない。今のレベルの核兵器なら、例え正常に爆発したとしても福島の原発事故より被害はすくなくなるはずだ。まあ東京にでも落ちれば別だけど。繰り返すけどそんなことする理由がない。

ところでテレビで言っていたけど、核抑止力の効果というのは実証されているのだそうだ。第二次大戦後、世界で戦争やってなかった時期がほとんどないとか聞いたことがあるが、何をやっているのかというと代理戦争だ。

大国が小国を支援したり直接乗り込んだりして戦うんだけど、これまで核を持っている国同士が直接やりあった例はないそうである。というのは直接戦火を交えた場合、それがエスカレートしていって最後にどかん、となる可能性があるからだと。

核兵器を持っている国同士はそれが怖いので直接やり合うことは絶対にない。もしあったら「本番」と考えていいそうだ。だから大国同士は絶対に戦わないそうで、この場合の大国というのはつまり核兵器を持っている国だ。

中東の国は核持ってなかったから直接乗り込まれてやられたらしいんだけど、逆に言えば核を持てば大国とは戦争にならないことになる。まあ、たまにはフォークランド紛争みたいな例もあるんだけどね。

それでも持ってなかったらいつやられるか判らないわけで、「持つまでやめません」というのは実はオーソドックスな方法論だということだった。確かに理屈は合っているよね。自国の戦力を充実させるのは誰にも止める権利が無い。

つまりあれは正しい戦略?